肝油って聞いたことはありますか?
肝油というのは、言ってしまえば肝臓の油。
つまり、タラ、サメ、エイの肝臓に含有する脂肪分のことをさして肝油と言います。
肝油には、主にビタミンA、ビタミンD、またスクワレンが豊富に含まれています。

そのような栄養成分が豊富である事から昔から健康の為に作られる医薬品やサプリメントの原料として用いられるようになっているのです。

特に、食料が不足しており栄養不足になりがちだった戦後には肝油は重宝されました。
なぜなら昔は、肝油なら容易に摂取できるビタミンAやビタミンDの不足によって、とり目、くる病という病気の発生が多かったとされています。
とり目は夜盲症とも言い、ビタミンA不足により起こる病気で、暗い時によく目が見えなくなる症状が出ます。
また、くる病とはビタミンD欠乏により骨が軟化してしまう症状です。
それを防ぐ目的でサプリメントとして世の中で人気となったのが肝油ドロップです。

肝油ドロップは聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
自分が幼稚園や保育園の頃に先生が一つだけ、と言って手に乗せてくれたグミのような噛める甘い小さな粒、覚えていませんか?
それは、食生活が満足ではなく子供の栄養不足による病気心配していた時代には非常に助かるサプリメントだったのです。

肝油ドロップは、ドロップというだけあって万人にとってとても食べやすい美味しい製品となっています。
味は子供が好む優しい甘みがあり食感も硬めのグミという印象ですね。

そんな肝油の価格は、比較的サプリメントや医薬品としては安価なので、一般家庭で気軽に入手しやすいものとなっています。
店にもよりますが、例えば肝油ドロップですと300粒入っている缶で3000円程度です。
1日一粒から2粒程度が推奨されていますので、2粒食べても一缶で半年程は持ちますね。

この肝油ドロップを子供たちに毎日一粒食べさせようという動きが高まったのには、子供たちが野菜嫌いでビタミンAやDといった栄養成分が不足しがちだった事や、思うように栄養のある食事が与えられない時代が背景にあったのでしょう。
栄養不足の解消により起こる病気を予防するために肝油ドロップは戦後の日本では非常に大きな貢献をしてきたという事です。

この肝油ドロップや肝油の摂取する時間帯はいつが最も良いかというのは厳密には決まっていません。
肝油は薬ではなく健康食品の一種という考えで良いとされておりますので、いつ飲んでも特に問題はないと考えて良いでしょう。
強いて言えば他の栄養成分と一緒に摂取する事で吸収が良くなるなど相乗効果が期待できますので、食後などに食べるのが効果的ですね。

しかし、その量については決まりがあるので必ず気をつけて欲しい点です。
それは、もし肝油摂取量が規定より多くなると過剰摂取により身体に問題が起きてしまうためなのです。
肝油に含まれるビタミンAというのは、仮に過剰摂取した場合には急性もしくは慢性中毒を引き起こす可能性があるのです。
ビタミンAは不足してもダメですが、過剰摂取しても良くないのです。
また、過剰摂取すると下痢や腹痛、嘔吐などの症状が起きる場合もあるため肝油の摂取量は必ず用法用量をきちんと守らないとなりません。
肝油ドロップでしたら多くても1日に3粒と考えれば良いです。

お子さんにとっては、肝油ドロップは美味しいお菓子のように思えるのでついつい手が伸びてしまうなど、親の知らぬ間に必要以上に食べてしまうといった例もあるようですね。

それを防ぐためには子供の手の届かない場所に保管して、これは1日一粒だけだよ、というのを言い聞かせておくのが大切です。

肝油を摂取する事でのメリットは、とりあえず毎日続けていることにより不足しがちな栄養がある程度は補えているといつ安心感を得られる点があります。
それはお子さんについても、毎日肝油ドロップを食べさせているから多少は野菜嫌いでも大丈夫かな、と母親が思えるのは気持ちの面でも余裕が生まれますね。
食生活の補助として肝油摂取を毎日の習慣とするのはお勧めですね。

今では、ビタミンCやE、カルシウムを加えた肝油ドロップなども販売されていますので用途に合わせて選べるのも嬉しいです。

現代では、戦後の食料不足だった辛い時代とな比較にならないほどに食生活は非常に豊かになりました。
食料不足による栄養失調というような人間は昔と比べたら確実に減少しています。
とはいえ、肝油は現代においても多くの人に愛され必要とされるサプリメントとして存在しています。
それは食生活の欧米化が進んだことに加え、子供時代の食べ物の好き嫌い、魚嫌いなどにより栄養不足となってしまう事例が多くあるためといえます。

肝油ドロップは、お子さんの手に乗せてあげるだけで水なしで噛んで服用できてしまう優れものです。
これからも是非、家族みんなで肝油摂取を毎日の習慣として楽しく毎日を元気に過ごしていってほしいですね。